<< プチ断捨離 〜CD編〜 | main | 父が父のファン・娘が娘のファン >>

しょーもない祖父のハナシ

0

    岡本ホメオパスのブログに
    親も『しょーもない人』なんだ、と思って、
    それを自分とは切り離していこう、というハナシがあり

    「うんうん、そうだよね!」と思って読んでいたのですが

    今日は私のしょーもなかった祖父の話をひとつ。

    母方の祖父はそれはそれは真面目で良いお父さんを絵に描いたような人。

    しょーもなかったのは父方の祖父です。

    私が21歳のときに、77歳で他界しましたが
    赤ちゃんの頃から一つ屋根の下で暮らしたので
    結構、濃くかかわっていると思います。

    さてこの祖父は、

    ものすごくお洒落でセンスが良く
    ものすごくプレイボーイでした。

    浮気をしたかどうか?というレベルではなく
    生涯を通じてモテまくり常に彼女がいました。

    祖父の姉(美女)が大会社の社長の後妻になったため
    その会社でちゃっかり専務になるという要領の良さも。

    しかし給料はほとんど家に入れなかったため
    妻である祖母が食堂を経営して頑張って3人の子供を育て・・・

    という感じの人でした。

    祖母はこんな人がダンナさんで、とてもタイヘンだったと思います。
    お陰で祖母はグレてしまいました。

    しかし、この祖父のスゴいところは
    これだけ好き勝手しておいて
    全然、人に嫌われない、むしろとても好かれたところ。

    さんざん苦労させられた祖母も結局、惚れていたらしく
    晩年、テレビにイケメンが出てくると
    「おじいちゃんに似てるわ〜」とポーッとなったり
    (全く似ていないのに!)

    祖父の葬式は、元彼女が列をなしてやってきたりしました。

    その当時の男性にしては珍しく
    「お国のために働かなくては」などという考えは微塵も無く
    「いかに工夫して懲役を免れて戦地に行かないで終戦を迎えたか」などと
    語ってくれたりしましたし、

    親には禁止されていたインスタントラーメンを深夜の台所で
    こっそり祖父と食べたり、
    酒のつまみのスルメやウイスキーボンボンをもらったり、
    悪戯や遊びの相棒みたいな感じでした。

    小学5年の頃の思い出ですが

    ある日、祖父の部屋のデスクの前に
    写真が2枚貼ってあるのに気づきました。

    一枚は私の妹・K子のもので
    もう一枚は近くに住んでいる、イトコのMちゃんのものでした。

    私はなんとなく

    「なんでK子とMちゃんの写真だけ貼ってあるの〜?」 と聞きました。

    すると祖父は

    「ん? やっぱりK子とMちゃんが可愛いからかな〜」 と言いました。

    ちなみに祖父には孫が6人います。(子供3人に2人ずつ産まれた)

    私は一応、

    「え?私は? (一緒に住んでる孫だよ?私は可愛くないん?)」

    と聞いたのですが

    「やっぱりK子とMちゃんが可愛い」 としっかりお答えしてくれました。

    全く悪びれてない!

    贔屓はあかんって思わないんか〜?!

    と思ったのですが
    ここまでハッキリきっぱり爽やかに言い切られると
    もう、拗ねるとか怒るとか傷つくとか通り越して

    「オモシロイな〜 この人!」 と
    呆れながら思ったものです。

    こんな祖父なので、全く尊敬していないのですが
    今でも大好きです!

    本当に色んな意味でしょうもない人、だったのですが

    ・人生は楽しむもの、と言う感じでいつも楽しそうだった。
    ・誰かの悪口を言うのを聞いたことがない。
    ・サッパリしていて、考え方がリベラルだった

    など、美点もたくさんありました。

    親は子供に尊敬されなくては、とか
    子供なんだから親を尊敬したい、とか
    そういう思いもあると思いますが
    少し先にこの世に出てきて
    たまたま親と子という関係なだけ。

    親も祖父母も、数十年長く生きているからといって
    必ずしも立派な人なワケでもない。

    ムリに尊敬する必要も
    守る必要も
    ものすごくケアする必要も
    そんなには無い、と思うとラクになるかも知れません。

    そんなことを、

    実の息子(私の父)に
    「お父さん、この白いワンピースの代金の請求書はなんですか?!」と
    問い詰められ、怒られて、しどろもどろになって言い訳していた
    祖父のことを思い出しながら
    考えていました。

    posted by: philiaito | おもしろ楽し | 23:04 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
     
    2013/09/07 9:02 PM
    Posted by: >あっこちゃんへ
    コメントありがとうね!

    うちの祖父は「欠点も山ほど、美点も山ほど」みたいな人だったから…
    困ったところもたくさんあったんだけどね(汗)

    でも「あっけらかんと何を言っても許される得な人」というところはあっこちゃんも似てる気がします。
    2013/09/07 9:00 PM
    Posted by: >あっこちゃんへ
    コメありがとうね!

    いや〜うちのおじいちゃんは、「欠点も山ほど、美点も山ほど」だったから・・・
    あっこちゃんの方が100倍人間出来ていると思う・・・

    でも、あっけらかんと何を言っても許される得な人でした。

    あっこちゃんも、そこは似てるのでは(^^)?
    2013/09/06 12:59 PM
    Posted by: あっこ
    そのおじいちゃんは、全然しょーもなくなくて、すっごく素敵だと思う〜。ワタスもそんな人になりたひー。

    ちょっと違うんだけど、私が姪っ子にパスタとピザ作ってあげたとき、パスタちょっと失敗してあまりおいしくできなかったの。そう言ったら、「うん!このパスタまずいね!」とめっちゃあっけらかんと明るく言われて、ぜーんぜん嫌な気持ちしなかった。だから、本当にジャッジとか入って無くて素直な気持ち&真実をただ言うだけだったら人って嫌な気持ちにならないんだなーって、そのとき思ったの。おじいちゃんの写真での発言に、そのことを思いだしました。いや〜〜〜おじいちゃんみたいな人になりたいわ〜〜〜。









    トラックバック
     
    トラックバック機能は終了しました。