香港に行ってきました

0
    めっきり秋らしくなってきましたね。
    シルバーウイーク、いかがお過ごしでしたでしょうか。

    私は、遅い夏休みで香港に行ってきました。

    日本は涼しくなってきて快適な今日この頃ですが
    香港はまだまだ真夏。
    毎日30度を超える中を歩き回るので
    脱水気味になり=Chin(チャイナ)を舐め舐め
     (今や中国Chinである香港で、Chinをとるとはこれいかに)
    蟹などの海鮮を食べた後、用心のためにLyc(ライコポディウム)をとり、
    食べ過ぎたかな、と思えばNux-v(ナックスボミカ)をとり、
    歩き疲れをとるため、飛行機でのエコノミー症候群予防のためにArn(アーニカ)をとり、
    色々なレメディにお世話になりつつ旅してきました。

    ちなみに、海老、蟹、牡蛎などにあたったときはLyc(ライコポディウム)がNO1ですが
    一緒にArs(アーセニカム)Apis(エイピス)などもとると良いです。
    「まだお腹は壊してないけど、海鮮が大好きでたくさん食べる」なら
    予防的にLycだけとりながら食べても可です。

    私は初めての香港だったのですが、同年代の友人たちに聞くと
    みんな「香港ブーム」だった1990年代に旅行に行ったことがある模様。
    確かに当時、ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」「欲望の翼」などが大ヒットしていましたね。
    私も好きでした!
    実は香港旅行は10年ほど前に一度、大好転反応で高熱が出て
    直前で行けなくなったため、今回はリベンジでした。

    やはり夜のほうが「ザ・香港」な雰囲気になってきます。

    香港の人はみんなエネルギッシュでギラギラしていますが、看板もギラギラ。

    街角には深夜になっても人があふれています。

    香港で、なぜか京都弁で勧誘されます。

    そして、こんな電光看板が!
    実は今、香港のみならず、中国全土で肝油がなぜか大流行。
    「爆買」されているので、日本の店頭には全くありません。

    これは香港最大の道教寺院「黄大仙(ウォンダイシン)」の門。
    その横には、英国統治時代の名残を感じさせるクラシックな街頭。
    奥には現代の香港を表すスカイスクレイパーがそびえる・・という
    香港の多面的な感じが一枚の写真におさまりました。


    さて、初香港なので「ザ・観光地」に一通り行きました。

    金魚を売る店が連なる「金魚街(通菜街/トンチョイガイ)」や


    花屋さんが並ぶ「花屋街」。


    鳥屋さんが集まる「バードガーデン(雀鳥花園)」。

    鳥籠の細工が美しいです。
    全部に鳥が入っていて、鳴き声も楽しいのです。
    埃っぽく緑の少ない香港で、癒される空間。

    このおじさんたちは、鳥を売るためではなく
    「見せびらかして自慢するため」に来ています。
    姿や声の美しい自分の愛鳥を連れてきて、見せっこ。
    帰る時間が来ると、自分の鳥籠をぶらさげてプラプラと帰っていきます。
    ノンキ・・な空気が流れています。

    今回の旅行でチラチラと見かけて、「こういうところは香港、とても良いなあ」と思ったのが
    「若者のクリエイティビティ・創造性を政府が後押ししている」
    言うことでした。

    (中国に返還され、その一部となった香港ですが特別行政区政府があり、
     ほぼ自治している感じのようです)

    例えば、こちら。
    昨年、香港島のソーホーの一角に誕生したアートの新名所。
    PMQと言います。

    古い警察宿舎を政府と民間が協力してリフォーム、
    「何かをやりたい」若者たちの拠点に提供しています。

    中庭にはオブジェ風の椅子があり、みんな思い思いに使っています。
    このスペースの展示はドンドン変わるそうです。

    建物の中に入ると、1室1室が個性的。
    「パン屋をやりたい!」という人はパン屋を
    「世界一美味しいコーヒーを飲ませるぜ!」という人はコーヒーショップを
    「ジュエリーを作って販売したい」という人は工房&店をやっています。



    入居?条件は「オリジナリティがあること」らしいです。


    この土瓶型のチョコムース、可愛かったです(^^)

    街角にも「セレブレイト・アート【芸術に祝福を!】」の文字が。


    また、京劇も見に行ったのですが、これも、街角の一時は廃れた劇場を
    政府が綺麗にし、若手演出家や若手の京劇俳優の活躍の場を
    作ったようです。


    歌舞伎と同じく、出演者はすべて男性。
    女性の役は「女形」の俳優さんがやるのですが
    声も姿も本当に美しく、男性とは思えませんでした。

    そしてこちらは、「ブロードウェイ・シネマテーク(百老電影中心)」という
    シアター、カフェ、ブックショップなどの複合施設。

    「Thats why I Love moviessss! (だから映画が好きなんだ!)」って書いてありますね。
    ここも半官半民プロジェクトで作られ、若手クリエイターたちの発信場所になっているそう。

    この建物の、ほぼすぐ裏には

    「戦後の闇市?」みたいな埃と喧騒の市場があるのが香港らしいです。

    シネマテークの中はとてもセンスが良く

    ずっと居座りたいような素敵カフェ「キューブリック」や
    (「2001年宇宙の旅」などの名監督スタンリー・キューブリックからの名前です)

    ものすごく品ぞろえの良いブックショップも併設されていました。

    なぜ、急にものすごく品ぞろえの良いが、大きく赤くなっているかと言うと

    感じの良い装丁になっている太宰治や向田邦子などの日本の本が
    たくさんあったのはモチロン、
    私がファンである「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さんの本もあったり

    なんとなんと、「同類療法」=ホメオパシーの本まであったから!
    です(^^)

    中国は、なにせ中国三千年の中医学が、立派な自然療法としてあるので
    なかなかホメオパシーが入っていかない、定着しない、と
    聞いたこともあったので
    香港のアート系のブックショップにあったことは嬉しい驚きでした。

    古い味のあるものから、最新のものまで、本当に味のある街でした、香港。
    まだまだ見たりない、食べたりないので、いつかまた訪れてみたいです。

    次回は、中医学体験(お灸、カッピング、気功、漢方薬局に行く)など
    してみたいな、などと思いました。
    posted by: philiaito | 旅行 | 23:13 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

    フィリア3,5周年の小旅行

    0
      2012年3月に岡本ホメオパスと2人でオープンした
      「ホメオパシーセンター吉祥寺フィリア」。
      この9月で開設から3年半になりました。

      1周年、2周年、3周年のときを祝うのはモチロン、
      「2,5周年だから」「3,5周年だから」と
      2人でお祝いしているのを
      双方の家族からは
      「かこつけて遊んでいるだけじゃ・・?」と
      言われたりしますが、
      いえいえ、必要な休息なんです!

      こうして英気を養い、明日への活力にしているんです。

      今回は2人でおなじみ韓国・ソウルに行って来ました。

      一緒に出かけると色々とミラクルなことがある2人ですが
      岡本ホメオパスもそのうちブログに旅行記(というほど長くないですが)を書いてくれるかも
      知れないので、
      今回の面白かったことをひとつだけ。


      ソウルのメジャーな観光場所は行きつくしてきたので
      だんだん少し地味なところを巡るようになりました。
      岡本ホメオパスが

      「なんだか綺麗な大聖堂があるらしいから散歩がてら行かない?」と行って

      立ち寄ったところ。

       

      市庁舎などがある大通りから一歩、裏道に入り

      「このへんかな・・?」と静かな路地を歩いていたところ

      いきなり、目の前に

      こんな教会があらわれました。

      まるでイタリア・トスカーナ地方の修道院のような壁の色、屋根の色。

      前にもブログに書いたことがありますが
      岡本ホメオパスと私は
      「自分たちは昔、北イタリアの修道院のオッサン修道士で
       そこで友達だった」
      という
      「妄想過去生ハナシ」を語って遊んでいるのです。

      その想像(妄想)にドンピシャの修道院みたいなところがあった〜
      しかもソウルに・・と、驚きながら
      讃美歌の流れる教会の周りをウロウロ歩きました。


      ものすごく立派な建物です。


      花も咲き乱れ、空も晴れ上がって絵になります。


      日曜日なのでミサをやっているらしい教会の後ろにドアからそうっと入り、
      ジャマにならないように一番後ろの壁を背に、2人でたたずんでいました。

      かなり大きな教会は信者のみなさまで満員。
      讃美歌を歌ったり、神父さまのお説教があったり。

      すると、私たちに気付いた一番後ろの席にいたアジュンマ(おばちゃん)が
      「こっち、こっち」というように手招きします。

      最初は遠慮していたのですが
      ずっと熱心に誘うのでそっとそばに寄ってみると
      「ここに座れ」と長椅子を薦めてくれます。

      「え〜、いいのかなあ」と思いつつ座ると
      あれやこれや、とてもフレンドリーに話しかけてくれました。

      岡本ホメオパスが聞いてくれ、私は通訳してもらっていました。

      友人が東京で働いてることや、教会のことなど話してくれました。
      「ここは、韓国で最も古くて、そして大きい教会ですよ。
       ビショップがいるのはここだけよ」と
      誇らしげでした。

      ソウル主教座聖堂 Seoul  Cathedral  Anglican  Church of  Korea と
      いうところです。

      1927年ころ建てられたロマネスク様式の教会です。

      韓国はキリスト教徒が日本よりはるかに多くて
      教会もいたるところにありますが
      確かにこんなに立派な教会は今まで見たことがありませんでした。

      さらにアジュンマ(おばちゃん)、
      「このミサのあと、いつもの仲間でご飯を食べに行くの。
       一緒に行かない?」と。

      なんてフレンドリー〜〜 感動!

      次の予定もあったので流石に遠慮はしましたが
      その暖かい気持ちが嬉しかったです。

      なんだか、2人の後ろの人(守護霊さまたち)が申し合わせて
      「おまえたち2人は昔、こういうところで暮らして修行していたんだよ〜」と
      見せてくれたような気がしました。


      オッサン修道士だった過去生でもハーブ、薬草なんかを処方していたような気もします。

      今生も似たようなことをやっているのかも?
       

      ともあれ、いろいろとリフレッシュできた小旅行でした。
      また改めて、4周年、5周年とめざして2人でガンバロウと思います。
      どうぞ、これからもフィリアをよろしくお願いいたします。
      posted by: philiaito | 旅行 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

      「地球大進化」と「生命大躍進」

      0

        この夏、NHKで再放送されていた「地球大進化」という番組と

        PAUSE丸山先生のお薦めで行った国立科学博物館の「生命大躍進」にハマり
        物事の考え方が「億年単位」になっていました。
        「数万年前? 最近だね〜」なんて。(一番最近の氷河期は2万年前)




        いきなり地球誕生からオハナシします。

        46億年前に地球が生まれ、「海」は直後に出来ました。

        そして4338億年前、私たちの本当の先祖である「初めての生命」が生まれます。

        と、言ってもバクテリアのような微生物でした。

         

        しかし40億年前に、巨大隕石が落ちたため、地球上のすべての海が全部、蒸発。

        地球は火ダルマになります。

        しかし、そのハードボイルドな中を私たちの祖先は微生物サイズで生き続けます。
        (熱の届かない地下3000m位に潜っていた)

         

        また22億年前と6億年前の全球凍結では、地球全部が丸ごと北極のようになり、

        海も深さ1000mまで凍ったそうですが、そこも私たちの先祖の微生物は生き延びます。
        (地熱のあるところに逃げていた)

         

        「微生物サイズ」から「目に見える大きさの生物」に進化したのがやっと6億年前。

        人類の祖先は30億年間はずーーっと微生物サイズだったんです。長い!

         

        4億5000万年前には、祖先は「アランダスピス」という、脊椎を持った最古の魚になります。

         

         

        その後、海の中に生命が満ち溢れる時代になると、私たちの祖先はこんな感じになります。

        「ユーステノプテロン」というおとなしい魚で、体長1mくらい。


        そして、当時の水の中の世界では「バンピ類」というこんな魚が王者でした。

        化石から復元した実物大でも十分怖い・・・

        体長5〜6mもあり、私なんか一飲みされそうです。

        魚の80%がこの恐ろしい「バンピ類」、我々の祖先「ユーステノプテロン」はエサになっていたらしいです。

        ↓こんな感じで。

         生存競争が激しくなってきた水中の世界。

        祖先は息をひそめて、恐ろしい敵から隠れてくらしていました。


        とても弱い存在だった我らが祖先は、やがて「超・解決策」をとります。

        それが「陸に上がる」という決断。


        絶対勝てない恐ろしい敵にビクビクして暮らすより、

        まだ誰も行ったことのない未知の世界へ飛び出すことを選んだんです。


        命がけの一か八かのチャレンジだったろうと思います。


        その後、魚→トカゲぽい姿→ネズミぽい姿・・・と進化し、

        恐竜が絶滅した時代も細々と生き抜き

        20万年くらい前に、ようやく「人類」の形になります。

         

        ところで、昔、学校で

        「人類はアウストラロピテクスから、ネアンデルタール人へ、そして現代の人類ホモ・サピエンスに変わってきた」と教わりませんでしたか?

        これも実は違ったらしく、本当は13タイプくらいの見かけの特徴も色々と異なる「人類」が居たらしいです。

        それらが段々と「絶滅」していき、最後に残った人類の種類が我々「ホモ・サピエンス」なんだそうです。

         

        これがネアンデルタール人の頭蓋骨。

        ネアンデルタール人はホモ・サピエンスよりずっと体が大きく2m以上もあったそうで頭蓋骨もとても大きいのです。
        私の1,5倍くらいでしょうか。
        体もタフだったと言われる彼らは、言語があまり発達していなくて、それが生き延びられなかった要因だったと言われているそう。

         

        そして、これは「ホモ・フロレシエンシス」と言われるとても小さい人類の頭蓋骨。

        この頭蓋骨の大きさは、大人だそうですが小学1年生くらいの感じでしょうか。

        非常に小さい人類で、ジャワなど亜熱帯地方に分布していたらしいです。

         

        でも、彼らはすべて絶滅

        (ネアンデルタール人の遺伝子は、ホモ・サピエンスと交配して残っているという説もあります)

         

        こういうことを見て、知って、思ったのは

        「自分はものすごい生存競争を奇跡的に勝ち抜いてきた逞しい種族の一員なんだなあ」と、言うことと、
         

        「強いものに追われて、逃げまくって生き延びてきた、弱いけど、しぶとい敗者の一員なんだなあ」と言うことです。

         

        ちょっと話は変わりますが、最近も良く見る子供の自殺のニュースを思い出します。

        年頃的には中学生、そして男の子が多いような気がします。

        年齢はともかく、女の子に比べて男の子に多いのは、やっぱり小さい頃から

        「逃げちゃダメだ、男の子なんだから」と言われていて

        イジメにあっていても「逃げる」ということを考えられなくて、限界になってしまって

        死を選んでしまうのかなあ・・と思ったりします。

         

        そういう子たちに言いたいなあ。

        「隠れろ!潜伏しろ!逃げろ!逃げ場はきっとある、逃げて生き延びた者の勝ちやで!」

         

        人類の祖先も、強大な敵から逃げて海水から淡水へ。川から陸へ。広々したところから小さい穴へ。

        と、逃げまくって生き延びたので、今の私たちが居るのですから

        ときには「逃げるが勝ち」です。

         

        ホメオパシーをやっていると、子供もだんだんと芯が強くてブレない、人に何を言われても気にしない、
        イジメることもイジメられることもない良い意味でマイペースな人になっていきますが、
        まだそうなる前は、ダメな時はとにかく逃げよう、と教えておいてあげることも大事かも知れません。

        大人も子供も「プライド」というやっかいなものがあったりしますが
        数億年単位で生き伸びることを考えて、強大な敵からは、逃げるべきときは逃げましょう。

        さて「生命大躍進」のおみやげコーナーにはこんなぬいぐるみを売っていました。


        オピバニア・・目が5つある地味な古代生物です。
        女子高生に「キモ〜イ」って言われていました。
        全然、誰も買ってなかったです。


        こちらは「うみさそり」。
        実際に巨大だったらしいですが、このぬいぐるみ、30万円

        ぬいぐるみのモチーフがマニアック過ぎです。
        「あれ、売れるのかな・・」と気になりながら国立科学博物館を後にしました。

        posted by: philiaito | おもしろ楽し | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |